家計簿の種類にもよります。各費目を把握できる袋分け式ノートは、何にどれだけ使っているかが解るので、使いすぎていればすぐに解るし、自分の買い方パターンやサイクルも把握できるので改善しやすいです。
例えば、給料直後に気が緩んで使いすぎる傾向があるなとか、化粧品代がかかりすぎているなとか。セールに踊らされやすいな、スーパーやショッピングセンターに行くたびに余計なものまで買う癖があるな、とか。そういう気づきが得られやすいんですね。
日記のようになっている毎日記録方式の家計簿は、細かく費目別に記入していっても、見返しづらいし把握しづらいので、結局は集計するだけで終わってしまい、改善も反省もしづらい傾向に。家計簿をつけているという行為そのものの自己満足で終わりがちです。
ですから、日別で記録して行くタイプより、明確に費目別にやりくりする袋分け式のほうが有効なんです。
これとか良いですよ。毎年１０月に一斉に各メーカーから家計簿が発売されるので、ちょうど今から年末までがピークで沢山の家計簿が書店の店頭に並ぶ時期です。
「みるみる貯まるカンタン家計ノート」
https://www.amazon.co.jp/dp/4828871284
オールカラー印刷で見やすくモチベーションも上がりやすいです。そして安いのが魅力ですね。
私も家計簿をつけています。私の場合は非常に面倒で時間と手間暇のかかる「づんの家計簿」方式です。自分でルーズリーフに線を引いて手作りで、自由自在に好きなように家計をありとあらゆる方向から見直す、とても細かい付け方です。
その細かさのおかげで、我が家は何にいくらかかっているか質問されてもパッと答えられます。
ただ、普通の人はここまでする必要はないと思うし、要は収入ー支出でちゃんと黒字になって、毎月コンスタントに貯金ができていれば大丈夫です。家計簿もストレスになったり、いい加減で実際の家計とかけ離れたようなインチキ家計簿になるくらいなら、いっそつけないほうがいいです。生活費が赤字になるのがイヤだから、これは特別支出扱いにしようとか、これはお小遣いから出した風にしようとか。そういうインチキ。もはや、何のために家計簿をつけているのか本末転倒ですからね。
質問者さんの場合は、一週間ごとに現金を封筒に分けて入れて、その範囲内で使うようにする、足りなくなったらその週はガマンする、というやり方が合っているように思います。カード払いをしたら、あくまでカード払いは立替払いだと思って、その分の金額をすぐ封筒から現金を抜き別の封筒に入れておきます。月末にまとめて、カード引き落とし口座にその封筒の現金を入金するだけ。こうすればカード払い分で赤字になることもありません。現金払いと同じですから。
無駄を省くというのは簡単なようで、実は無駄と必要の線引きが非常に難しいものです。なので、買い物に行く機会を減らす、物欲を刺激するような機会を減らすのが一番効果があります。
・休日にショッピングセンターに行く習慣をやめる
・ネットのショッピングサイトを気軽に閲覧をしない
・ファッション誌や美容雑誌を熱心に読まない
・毎日スーパーに行かない。週に１回のまとめ買いだけにする、生協やネットスーパーを利用するなど。
・外食は月に○回までと上限を決める
大型の激安スーパーは、激安ゆえについ気が緩んで当初の予定を大幅にオーバーしやすく、つい買いすぎてしまう傾向があります。だから週一回ならまだしも、頻繁に買い物に行く習慣があるなら、一見とても節約できているようで実は逆効果だったり。
それよりは多少割高であっても、こじんまりとしたスーパーでさっさと買い物を済ませたり、どうしても足りない物ならコンビニでそれだけを買ったりするのもありです。余計な物欲が刺激されないので出費が減ります。ドラッグストアも行き過ぎると危険なところで、食品や化粧品などが色々あるので、要らないものをつい見て回ってしまって欲しくなったりとか。
うちは生協でほとんどの食品と日用品は買っているので、あまりスーパーやショッピングセンターに行かないです。だから出費も安定しているし、目に入る機会もないわけで、本当に欲しい物ってあまり出てこないのでそんなにお金を使うことも少ないです。そろそろ本当に買わなければいけない必要な物は、そんな生活の中で自然に浮かび上がってきます。なんていうかケチケチしているわけではないけど、シンプルにお金があまりかからない生活です。
服も定番のきれいめカジュアルで、無地で素材の良い服を着まわしています。ほっこり系やカジュアルすぎる服、トレンドすぎる服、個性的なカラーは寿命が短いので買いません。たとえば綿100％に近い服は、どうしても洗濯を繰り返せば色あせするしみすぼらしくなりやすいです。化繊素材は発色がキレイで光沢もあり色褪せしにくく、安物であってもわりと長く綺麗です。いい歳の主婦なので若い頃と違い、あまりにカジュアルダウンしすぎると貧乏臭くなってしまうので気を付けています。
ふだんはそんな感じなので、収支が常に安定しています。
