『忘れられた日本人』で知られる民俗学者・宮本常一とは何者だったのか。その民俗学の底流にある「思想」とは 「大きな歴史」から零れ落ちる「庶民の歴史」。日本列島のすみずみまで歩き、聞き集めた小さな歴史の束から、世間や民主主義、多様な価値、さらには「日本」という国のかたちをも問いなおす。傍流として、主流が見落としてきた無名の人びとの「語りの力」を信じて――。 本書のおもな内容 ●「庶民」が主役の歴史を構想 ●盲目の「乞食」の自分語りに見出した意味 ●村をよくするために尽くした「世間師」 ●釣り糸を変えると豊かになる ●「寄り合い民主主義」の可能性 ●日常生活に潜む「深い心のかげり」に着目 ●「ふるさと」を起点として広い世界を見る ●旅に学ぶ――父の10ヵ条 ●男性による女性支配の「東西での違い」 ●人が人を信じることで人間全体が幸福になる 「宮本の民俗学は、私たちの生活が『大きな歴史』に絡めとられようとしている現在、見直されるべき重要な仕事だと私は考える。これほど生活に密着し、生活の変遷を追った仕事は、日本の近現代でほかにはみられないからだ。宮本は庶民の歴史を探求するなかで、村落共
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どん底に喘ぐ阪神タイガースと広島カープの優勝。そこには野球とは無縁な傍流者2人の奮闘があった。週刊文春の人気連載を1冊に。<br>清武 英利 著
文藝春秋
2020年08月
サラリ−マン キユウダン シヤチヨウ
キヨタケ ヒデトシ
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平安中期の官僚。海賊鎮圧のために伊予に派遣されたが、関東の平将門の反乱と時を経ずして、瀬戸内で反乱を起こす。純友が傍流ながら摂関家につながる中央官人であったという説に立ち、承平・天慶の乱を読み直す。彼がなぜ海賊集団を組織し、反逆者となったのか。10世紀の東アジアと瀬戸内交易との関係、古代の海賊の分析を交えて、生涯を描く。
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国際派エリートたちは、どこで道を間違えたのか? 日露戦で満蒙権益を獲得した日本は、その維持を最重要課題として勢力拡張に舵を切る。だが国益追求に邁進する外務省は、次々と変化する情勢の中で誤算を重ね、窮地を打開するため無謀な秩序構想を練り上げていく。小村寿太郎から幣原喜重郎、重光葵まで、国際派エリートたちが陥った「失敗の本質」を外交史料から炙り出す。 外務省エリートたちが陥った「誤算の40年」 序章 拡大する権益、継受される思想 第1章「満蒙」概念の誕生――小村寿太郎と日露戦後経営:1895―1912年 第2章 「満蒙供出」論の提唱――小村欣一の「新外交」呼応論の可能性:1917―1919年 第3章 「満鉄中心主義」の前景化――大陸国家の「国益」と幣原喜重郎:1920―1931年 第4章 「精神的帝国主義」論の提唱――傍流外務官僚たちの「逆襲」と挫折:1931―1932年 第5章 「東亜」概念の衝撃――アジア・モンロー主義と重光葵:1933―1935年 第6章 「興亜」概念の受容――日中戦争と外務省:1937―1938年 第7章 「東亜新秩序」の可能性――有田八郎による地域主義的広域経
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彷徨える日本史 今、解き明かす「征韓論」西郷隆盛は主流かそれとも傍流か / 源田京一 〔本〕
価格:¥1650(税込)
発売日:2022年02月 / ジャンル:哲学・歴史・宗教 / フォーマット:本 / 出版社:幻冬舎メディアコンサルティング / 発売国:日本 / ISBN:9784344938762 / アーティストキーワード:源田京一
内容詳細:明治の世を揺るがせた、外交戦略の真の目的とは。西郷の“英雄像”を解体する。彷徨える日本史シリーズ第四弾。目次:第1章 明治維新とは何だ(五箇条の御誓文と大日本帝国憲法/ 大日本帝国の国体と装備 ほか)/ 第2章 大日本帝国を取り巻く世界(東アジア)の環境(韓国・朝鮮の歴史/ 古代の日本外交 ほか)/ 第3章 武家政権の外交認識と朝鮮侵略(織田信長の外交認識/ 豊臣秀吉の外交認識 ほか)/ 第4章 明治六年(一八七三)政変(明治六年政変の周辺と沿革/ 岩倉遣欧使節団 大久保利通 ほか)/ ・・・
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求める人財の要件を「言語化・可視化」でき、多様な雇用形態にも対応する「新しい評価法」が、これ1冊でわかる!処遇に「主流・傍流」の格差をつくらず本領を発揮させる。評価のしかたを変えれば社員は納得し、成長する。
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光格天皇 自身を後にし天下万民を先とし ミネルヴァ日本評伝選 / 藤田覚 〔全集・双書〕
価格:¥3520(税込)
発売日:2018年07月 / ジャンル:哲学・歴史・宗教 / フォーマット:全集・双書 / 出版社:ミネルヴァ書房 / 発売国:日本 / ISBN:9784623083879 / アーティストキーワード:藤田覚
内容詳細:光格天皇(一七七一〜一八四〇、在位一七七九〜一八一七)第一一九代天皇。傍流の閑院宮家から天皇となり、朝儀・神事の復古再興、御所の復古的造営に尽力した光格天皇。幕府と時に対立しながらも、朝廷や御所の権威を高め、幕末から近代への出発点を切り開いた天皇の生涯を追う。目次:第1章 十八世紀末、時代と光格天皇/ 第2章 天皇の朝廷主導と意識/ 第3章 朝儀の再興・復古/ 第4章 朝幕関係の緊張―尊号一件/ 第5章 光格天皇と芸能/ 第6章 上皇時代の光格
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お金よりも大切な“本物の豊かさ”とは? 広島の山奥に暮らし、里山暮らしを真の「豊かな暮らし」として広める活動を行っている著者が、原価0円生活、我が傍流人生がくれたもの、まちづくり奮戦記、里人の信条などを綴る。
■カテゴリ:中古本
■ジャンル:産業・学術・歴史 その他歴史
■出版社:阪急コミュニケーションズ
■出版社シリーズ:
■本のサイズ:単行本
■発売日:2014/06/01
■カナ:サトヤマオクイモノニシヨウ ワダヨシハル
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国際派エリートたちは、どこで道を間違えたのか? 日露戦で満蒙権益を獲得した日本は、その維持を最重要課題として勢力拡張に舵を切る。だが国益追求に邁進する外務省は、次々と変化する情勢の中で誤算を重ね、窮地を打開するため無謀な秩序構想を練り上げていく。小村寿太郎から幣原喜重郎、重光葵まで、国際派エリートたちが陥った「失敗の本質」を外交史料から炙り出す。 外務省エリートたちが陥った「誤算の40年」 序章 拡大する権益、継受される思想 第1章「満蒙」概念の誕生――小村寿太郎と日露戦後経営:1895―1912年 第2章 「満蒙供出」論の提唱――小村欣一の「新外交」呼応論の可能性:1917―1919年 第3章 「満鉄中心主義」の前景化――大陸国家の「国益」と幣原喜重郎:1920―1931年 第4章 「精神的帝国主義」論の提唱――傍流外務官僚たちの「逆襲」と挫折:1931―1932年 第5章 「東亜」概念の衝撃――アジア・モンロー主義と重光葵:1933―1935年 第6章 「興亜」概念の受容――日中戦争と外務省:1937―1938年 第7章 「東亜新秩序」の可能性――有田八郎による地域主義的広域経
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日本の神々を知る 神さま44柱からみる日本の神道 / 真野隆也 〔本〕
価格:¥1980(税込)
発売日:2014年01月 / ジャンル:哲学・歴史・宗教 / フォーマット:本 / 出版社:カンゼン / 発売国:日本 / ISBN:9784862552273 / アーティストキーワード:真野隆也
内容詳細:神々を知れば日本人がわかる八百万の神総解説。目次:第1章 身近にいる神様(各地で信仰される人気神の素性/ 稲荷神 ほか)/ 第2章 記紀の神々(由緒正しき系図に登場する神々/ 伊邪那岐命/伊邪那美命 ほか)/ 第3章 自然と関係の深い神(神々は静謐な大気にたたずむ/ 大宣都比売神 ほか)/ 第4章 異貌・異形の神々(神々の傍流・流転・変質/ 猿田彦命 ほか)
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発売日:2022年10月 / ジャンル:文芸 / フォーマット:本 / 出版社:文藝春秋 / 発売国:日本 / ISBN:9784163916040 / アーティストキーワード:奥山景布子
内容詳細:徳川慶勝、一橋茂栄、松平容保、松平定敬―徳川の傍流に生まれて幕末、維新に翻弄された悲運の高須松平家・四兄弟。彼らの近くにいて、激動の時代に「生きる選択」をした女性たちを描いた物語。
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発売日:2014年11月 / ジャンル:ビジネス・経済 / フォーマット:本 / 出版社:人文書院 / 発売国:日本 / ISBN:9784409241004 / アーティストキーワード:橘木俊詔
内容詳細:古典派からトマピケティまで、経済学の歴史と現状を大観し、大学教育問題を踏まえて、来るべき学問の姿を展望する。目次:第1章 経済学と経済学史その一(経済学者は理論から経済学史に向かう?/ マルクス経済学者はなぜ経済学史に向かったのか ほか)/ 第2章 経済学と経済学史その二(市場原理主義は経済学の傍流/ 格差社会への警鐘 ほか)/ 第3章 ノーベル賞からみる経済学(経済学賞はノーベル賞ではない!?/ 左派は排除される? ほか)/ 第4章 来るべき経済学のために(京大経済学部の教育/ 役に立たない授業 ほか)
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オールアバウト・ベースボール 日本野球150年の到達点と課題 / 早稲田大学スポーツナレッジ研究会 〔本〕
価格:¥1980(税込)
発売日:2023年10月 / ジャンル:実用・ホビー / フォーマット:本 / 出版社:創文企画 / 発売国:日本 / ISBN:9784864131834 / アーティストキーワード:早稲田大学スポーツナレッジ研究会
内容詳細:目次:「All About Baseball」〜思いのままに野球を語ろう/ 1 北海道日本ハムファイターズのマネージメント改革/ 2 高校野球のナラティブによる価値形成―フィールドマネジメント4.0に求められる無形資産とは/ 3 富山サンダーバーズが目指すもの―球団史が物語る独立リーグ苦闘の歩み/ 4 ルートインBCリーグの今と未来―今後の成長戦略を考える/ 5 野球を「みる」「みせる」発想はどこに萌芽があるのか―その序として、“傍流”平岡熈を再評価する/ 6 MLBのビジネスモデル/ ・・・
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手仕事をめぐる言説に隠されたジェンダー構造を明らかにする画期的研究 人々の関心を集めながらも、社会の傍流へ追いやられる手仕事がある。そんな「やりがいのあるものづくり」が奨励されるとき、その言説にはジェンダーの問題が潜んでいるのではないか。学校での家庭科、戦時下における針仕事の動員、戦後の手芸ブーム、伝統工芸における女性職人、刑務所での工芸品作りなど、趣味以上・労働未満の創作活動を支えている、フェミナイズ(女性化)する言説を探る。 「多くの女性化された創造活動は、それが「仕事」であっても、「家庭」と結びつけられやすく、またその語りは「楽しさ」や「やりがい」など、自己啓発的な言葉に満ちている。そして女性化された仕事は、今日、グローバルに組織されたものづくりの現場に広がっている。そこには、「女性」だけでなく、移民、女性化された男性、そしてその子どもたちも含まれ、家父長的な家族観がまだ強く、労働のための法やその準備のための教育が十分に確立していない社会では、こうした家父長的な構造を容易に利用できてしまうのだ。近代家族の中で女性たちが行ってきた仕事は、より女性化された人々に移譲され、消費者と
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白隠の禅画、空海の仏像から北斎の浮世絵まで。『奇想の系譜』など、日本美術史の傍流に光をあててきた大家が知られざる近世仏教…<br>辻 惟雄 著
筑摩書房
2015年04月
アソブ シンブツ エド ノ シユウキヨウ ビジユツ ト アニミズム
ツジ ノブオ
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サステナビリティ経営が切り拓く日本の未来 Think!別冊 No.13
価格:¥1650(税込)
企業のサステナビリティへの意識が加速度的に高まっている。
サステナビリティ経営は決して目新しい概念ではない。以前はCSR(企業の社会的責任)や環境経営などと呼ばれ、本業とは切り離された傍流の概念として捉えられていたが、近年はサステナビリティを中期・長期の経営計画の軸に盛り込む企業も増えてきた。
さかのぼれば、日本は江戸時代には究極のリサイクル社会を築き、企業は「世間」というマルチステークホルダーの中で持続的な発展を図り、近代以降は少ない資源を生かすべく、高効率な生産技術やマネジメント手法の開発を重ねてきた。
CSRや環境経営対応についても世界に先んじた対応を見せている。日本企業はサステナビリティ対応においては紛れもなく高いポテンシャルを持っている。
本書では、世界の動向や政府の動向をさまざまな識者、専門家から伺い、日本企業の現在地とその評価を概観し、そのうえで「自社らしさ」という資源を生かしたサステナビリティ経営に取り組む企業とその手法について解説した。サステナビリティマネジメン
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異形の念仏行者 もうひとつの日本精神史 / 内村和至 〔本〕
価格:¥3520(税込)
発売日:2016年12月 / ジャンル:哲学・歴史・宗教 / フォーマット:本 / 出版社:青土社 / 発売国:日本 / ISBN:9784791769575 / アーティストキーワード:内村和至
内容詳細:信仰を支えるものとは何か?空海の言語論、幕末期の言霊思想をたどり、妙好人の生成や江戸期浄土僧の事跡を追い、上田秋成の往生解釈、そして親鸞の「横超」をもとりあげ、信仰という情念の不可思議さにせまる。正統からはずれていった者たちの宗教テクストを精緻に読み直すことでたどりつく、傍流の日本精神史。目次:メディアと他者―テクストのアルゴナウティカ/ 第1部 日本的言語観の基底(空海・メディアの形而上学者―『声字実相義』/ “五十音思想”素描―『五十音和解』/ フィクションとしての妙好人―『崑崙実録』)/ 第2部・・・
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大和王権は、九州の王権の傍流だった−。大和なる天皇家の王権以外に中央的権力はなかったとする「一元通念」には根拠がなく学理上無効であることを論証し、真実の古代史像を描き出す。
■カテゴリ:中古本
■ジャンル:産業・学術・歴史 日本の歴史
■出版社:海鳥社
■出版社シリーズ:
■本のサイズ:単行本
■発売日:2017/06/01
■カナ:キュウシュウオウケントヤマトオウケン ナカコウジシュンイツ
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野球と無縁の人生を歩んできた2人のサラリーマンが、どん底、赤貧に喘ぐ球団の建て直しに身を投じる、渾身の企業ノンフィクション。<br>野球と無縁の人生を歩んできた2人のサラリーマンが、どん底、赤貧に喘ぐ球団の建て直しに身を投じる、渾身の企業ノンフィクション。<br><br><br>「僕は“この人”一言でカープ復帰を決断した」 黒田博樹(元広島カープ投手) <br><br>「星野(仙一)さんと“この人”がいたから、タイガースは優勝できた」 金本知憲(阪神タイガース元監督)<br><br><br>旅行会社の営業から阪神タイガースへ。メーカーの経理から広島カープへ。傍流の者たちが低迷、赤貧に喘ぐ球団の再建に身を投じ、どん底の組織をひっくり返す。野球は素人でありながらも、情熱をを頼りに理想球団の夢を追い求める苦闘の日々。<br>サラリーマン人生を賭けた異端者の献身を、同志だった元巨人球団代表が描く実話。<br><br><br><br><br>清武英利
文藝春秋
2025年02月
サラリ−マン キユウダン シヤチヨウ
キヨタケ ヒデトシ
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SDGsで「変わる経済」と「新たな暮らし」 2030年を笑顔で迎えるために / 河口真理子 〔本〕
価格:¥2200(税込)
発売日:2020年09月 / ジャンル:ビジネス・経済 / フォーマット:本 / 出版社:生産性出版 / 発売国:日本 / ISBN:9784820121077 / アーティストキーワード:河口真理子
内容詳細:コロナ禍、異常気象…社会のスタンダートが見直されているいま、改めて豊かさの意味を問う。目次:PROLOGUE 先が見えないからこそ、求められる意思決定/ 1 社会が変わる中で何ができるのか―SDGsを読んでみよう/ 2 「SDGsのゴール」と「達成状況」を整理する―「誰一人取り残さない」が意味すること/ 3 「経済ファースト」から「地球ファースト」へ―環境・社会が目指す方向性とは?/ 4 「ビジネス」と「金融」の新価値観―サステナビリティ活動が企業の傍流から本業へ/ 5 私たちの暮らしから変えよう―・・・
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