発売日:2023年06月 / ジャンル:文芸 / フォーマット:本 / 出版社:草思社 / 発売国:日本 / ISBN:9784794226617 / アーティストキーワード:福田和也
内容詳細:食って飲んで酔っ払い、月に三百枚もの原稿を書いた著者は、病に蝕まれ、食べられなくなり、ついに言葉も遠ざかってしまった―。真実の文章を書くことに対して、前向きに、単純に生きるために書かれた、復活への祈りの書。目次:第1部 放蕩の果て(私の独学ことはじめ/ 江藤淳氏の死に際して痛切に感じたこと/ 妖刀の行方―江藤淳/ 食うことと書くこと/ 絵画と言葉 ほか)/ 第2部 思惟の畔にて(『鎖国』和辻哲郎/ 『開国』丸山眞男/ 『私の心の遍歴』清水幾太郎/ 『総統いまだ死せず』福田恆存/ 『文化防衛論』三島由紀夫 ほか)
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「商品状態」★安心の防水梱包★【帯あり】カバーに多少の中古感ありますが中身は使用感もなくおおむね良好です。「商品情報 (新品の場合) 」「和辻哲郎文化賞」「渋沢・クローデル賞」ダブル受賞の著者渾身の書き下ろし!
「考える」「思う」という事象に主語はあるのか。「私」でも「神」でも「言語」でもないとしたら――近代以降ニーチェがフロイトが、フィヒテがシェリングが、沈黙するに向けて格闘を始めていた。
面白さに引き込まれて一気に読了。語れ/語るな。エスのこの命令の内に語る者・人間の秘密を探る必読の書。――斎藤慶典氏(慶大教授)推薦
「なぜか分からないがそうしてしまった」、「まるで自分ではない何かにやらされているようだった」……。こうした話は作家や芸術家の創作についてよく聞かれるが、日常の中にも同様の経験があるのは誰もが知っていることだろう。みずからの行動の原動力だったことは明らかなのに、それが何なのかは明言できないもの。その得体の知れない力を示すために着目されたのが、ドイツ語の代名詞「es(エス)」だった。―― 「主な仕様」
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